【BPLS3】beatmania iidx レギュラーステージ第5節 感想

こんにちは。ジョルノと申します。ジョバーナではありません。

 

第5節を終え、IIDX部門のBPLを見られるのもあと4週5回、となりました。早かったなぁこの3カ月。。。

 

いよいよ進退が直接決まる頃合いとなりました。すでにWリーグはレジャーランドの敗退が決定しており、BリーグもTradzかGiGOのどちらかが脱落することが決まっています。贅沢な意見かもしれませんが、GiGOもTradzも落ちてほしくないですねェ......

 

 

第4節までを振り返って

第4節までの結果。大将戦ではレベル12が選べるようになり、地力の高いプレーヤーによる超絶技巧が多く見られた。

 

BリーグはSNTが2勝目を挙げたことにより首位圏内に順位を押し上げています。ちょうど今節は1位のAPINA VRAMeSとの直接対決があり、その結果次第では逆転となります。KKM*の活躍によりTradzはポストシーズンの出場権内である3位に浮上。今節にGiGOとの直接対決を控えており、勝利すれば出場権が確定となります。

 

Wリーグ。こちらはGAME PANICに対しSILKHATが勝利を収めたこと、また、ROUND1が3勝目を挙げたことで勝ち点9で上位2チームが並ぶことに。第4節終了時点ではSILKが獲得ポイントの差で僅かに優位を取り1位、ROUND1が2位に付けています。次いで3位がGAMEPANIC、4位は進出がかなり危ぶまれているLEISURE LANDという並び。偶然ですがWリーグBリーグと同様、1位と2位・3位と4位の対決となっており4戦すべてが重要度の高い試合となっています。

 

各チーム残すは2戦。進退やポストシーズンの相手が決定する局面です。見る側も覚悟を決めて臨んで参りましょう。

 

第5試合 SILK HAT vs ROUND1

 

Wリーグの覇者を決める天王山。SILKは大将SEIRYUを2連投。前節と同じくLICHT+SEIRYUの超高火力編成で昨年王者ROUND1に挑む。対するROUND1はU*TAKAから繋いだバトンをKUREI・NAGACHの2人で受け継ぐ形に。ここで勝てば1位は目前。両チーム気合の入った一戦で緊迫の第5節が開幕する。

 

先鋒戦、U*TAKA選手としては初のレベル8~10での出場となりました。対するSILKはジャイアント・キリングで一気に注目度を上げたKIDO.選手が出場。厳しい相手との連戦ですがここでも結果を出すことができるかに注目です。

先攻はSILK HAT。KIDO.選手は絶妙なハネフレーズと8分音符の同時押しが特徴の「Clank it」で勝負に来ました。立ち上がりではわずかながらKIDO.選手がリード。しかしU*TAKA選手も追い上げます。中盤までにわずか点差を1点差にまで詰める。そして中盤、ブレイクから16分音符のトリルへと流れていく地点でついにU*TAKA選手がKIDO.選手を捉えた!点差は0。

まだまだ続く同時押しとズレハネのコンボ。U*TAKAが前に出ればすかさずKIDO.が前へ!限界ギリギリの緊張感の中KIDO.選手がわずか一歩だけ前を先行する。この一点差が遠い!このまま守り切るか、、、?と思った瞬間、再び同点。勝負は最後のスクラッチ+同時押しに委ねられる。しかしここでまた追い抜かすKIDO.!!!!

絶叫必死の先鋒戦1曲目、再びKIDO.選手がジャイアントキリングでU*TAKA選手の連勝記録を止めることとなりました。快挙!その一言に尽きます。

 

勝利の舞踊るKIDO.選手。躍動感あふれる写真になっちゃった。ごめんね。

 

続く2曲目。U*TAKA選手は32分音符トリルが特徴の「SCORE」を選曲。オプションは正規。そしてこの曲はかなり仕上げてきた模様、トリルが降ってくる度に点差をじわじわと伸ばしていき、最終的には38点差で勝利。MAX-15と一本取られてもなお揺るがない、王者のメンタルの強さがよくわかる内容でしたね。

 

中堅戦。SILKからはここまで無敗のLICHTが登場。今節も勝ってその連勝記録を伸ばしたいところだがROUND1側からストラテジー。自選曲が「Farewell to Marrakech」へ。う~んこれは、、、ナガチャンドンマイ。。。

 

祈るナガチャン

崩れ落ちるナガチャン

 

LICHT選手といえば高速ズレ譜面。専売特許と言っても差し支えないほどこの分野でピカ1の実力を誇ります。そして、☆11のズレ譜面と言えばマラケシュ、あるいは明鏡止水。この曲はそのぐらいの認知のされ方をしている楽曲なんです。NAGACH選手も過去の非公式大会で「Happy Wedding」などの超絶癖強ズレ譜面を投げてポイントを獲得するなどの実績があり、ズレ譜面への対抗力の高さは伺えますが、しかし相手が相手。ランダムセレクトが決まった瞬間のNAGACH選手のリアクションを見ればその絶望感が伺えることでしょう。

 

しかし次の瞬間には彼らしいパフォーマンスに戻っていました。会場にいる誰よりも楽しんで勝負に臨む。自分で自分の気持ちを乗せるのが上手い、という良い特性が彼のプレーにも影響しているのかもしれませんね。

序盤から弦楽器の音に合わせたジャララッというフレーズが降り続きます。立ち上がりではLICHT選手優位に。イントロ時点で既に15点の差を作ります。やはり上手い。譜面オプションに関してはLICHT選手がMIRROR、NAGACH選手がRANDOM。正規orミラーが非常に安定させやすく、ハイスコアも狙いやすい譜面なので基本はこのどちらかを選ぶのが王道です。が、NAGACH選手は実質的にRANDOMを選ばされた、選ばざるを得なかったというところでしょう。LICHT選手と同じ譜面で勝負するのはどうにもしんどいとの判断ですね。

ブレイク明け。スネアドラムに合わせた高速トリルではLICHT選手が30点ほどのリード。勝負あったなと思った瞬間でした。スクラッチの絡んだ同時押しでNAGACH選手が点差を縮め、直後のトリルで一気に抜き去るという展開に。最終的には10点リードでNAGACH選手が勝利となりました。彼の本番強さが大いに発揮された試合でしたね。

 

叫ぶナガチャン

 

続く2曲目は「AFRO KNUCKLE」。サンバのリズムに合わせた三連符同時押しが頻発する楽曲で、事故が起きやすいため本番で選ぶにはなかなか勇気の要る一曲です。最序盤、いきなりその三連符同時押しが来ますが、ここではLICHT選手が安定して捌ききる。しかし、それ以外の部分ではNAGACH選手の精度が勝っていた模様、イントロはわずか3点差ながらNAGACH選手のリードとなりました。

しかしすぐに抜き返すLICHT選手。ベースソロの時点ではLICHT選手のリードに変わります。直後のジャラっとしたフレーズは両者完璧にこなして点差が縮まらない。いやいや2人とも光りすぎ!と思っているとまた連打がやってきます。

タタタタン・タタタタン・タタタタタタタン。他の箇所よりも長い連打でなおかつスクラッチもしつこく絡んでくるのでとてつもなく緊張感のあるフレーズです。そしてここで再びNAGACHリード、1点差で後半へ。

後半もbpm145のゆったりとしたサンバフレーズに3連符縦連が絡む展開。ここでプレー画面に注目してみると、NAGACH選手は譜面と一緒にゴーストスコアとして対戦相手との点差が常に見えている状態でプレーしています。つまり、とてつもない僅差でLICHT選手が詰めてきていることはわかっているのに関わらず、一点も落とさないNAGACH!とてつもない精度でLICHT選手に黄グレが出るたびに点差を離していきます。尋常じゃない精神力だ。。。

勝負の行方は最終盤、「タタタタタタンタン」のリズムで来る縦連打に委ねられることに。点差は7点差、十分ひっくり返り得る点差です。しかし、ここでも事故を起こさないNAGACH選手。「勝負師」という二つ名にふさわしいタフな精神力を見せつけて勝利しました。

ウォ~......心臓がなくなる。こんなにも事故を誘発しやすいフレーズが何度も何度も来るのに二人とも上手すぎてとんでもなく拮抗した試合展開に。見てる分には、、、最高に楽しいです。

 

ベンチで見栄を切る勝負師ナガチャン

 

ROUND1リードで大将戦に。NAGACH選手の活躍によりKUREI選手は自選を守ればチームを勝利に導ける、という状況になっています。しかし相手はあのSEIRYU選手。そしてSILK HATは次戦のLEISURE LANDにはファーストでストラテジーを切っているため、ここでカードを使わない、という選択は考えにくいです。

1曲目、SEIRYU選手の自選は「Override(L)」。2000ノーツを超える超物量譜面にしつこくスクラッチが絡みついてくる、一言で言うと"激重譜面"です。まさにSEIRYU選手のフィールド。譜面も大人しく静かに幕開けですが、優しいのはこの5秒ほど。すぐに二重階段・二重トリル、と密度がグイっと上がって激しいフレーズに変わります。ここでSEIRYU選手がわずかに5点のリード。

オプションはSEIRYU正規、KUREIミラー。両者1P側のプレーヤーなので大きく譜面が変わることはありません。序盤を終えるとリズムのわかりやすいメロディーに合わせてノーツが降ってきます。しかしここの配置が少し意地悪で線対称に同時押しが降ってきます。指の形を考えるとかなり押しにくいはずなんですが、、、両者びくともしませんね。両者ほぼ横並び、僅かな差しかない状態でブレイクへ。

そしてここがブレイクと言いつつなんだかんだノーツたっぷり。お互い譲らずシーソーゲームとなります。KUREI選手がリードを持っていた時間もありましたがブレイクの抜け、高密度の二重階段ではSEIRYU選手に分があったか、ここで再びSEIRYUリードに変わり後半に突入です。

後半戦。前半よりもさらに勢いを増して大量のノーツが降ってきます。しかもスクラッチ絡みがより激しくなるため拾い切るには高い地力が要求される地帯となっています。ここからはSEIRYU選手がどんどんと引き離していく展開かな、と思ってましたが、KUREI選手、全く引き離されません。

いやいや、、、この曲2204ノーツもあるんですよ?今や500曲もある☆12の中でもかなり上位に位置する密度を誇る楽曲なんですけども。なぜ点差がつかない???しかも若干KUREI選手がリードを保ってますね。?????。

そして終盤、スクラッチ絡みのフレーズを生かして逆にリードを作るKUREI選手。一気に点差を20以上に広げるとそのまま差を縮めることなく駆け抜けて行きました。おいおいおい、、、まじかよ!

ROUND1ファンにとっては歓喜の鉄人復活。そして他のチームのファンにとっては悪夢の鉄人復活。シーズン後半にてついに自身の殻を打ち破り、堂々たるプレーを披露しました。

 

続く2曲目、KUREI選手の選曲は「Sounds of Summer」からストラテジーによる変更で「Beat Radiance」へ。ウ~ン、この試合は両チームともにストラテジー運が無かったですね。それほど譜面傾向は変わらず、と微妙な形です。

終始横に広い8分音符の同時押しで構成されているこの楽曲。序盤、早速難所がやってきます。32分の細かい音符でジャリジャリっとした階段を叩かされますが、ここではSEIRYU選手がわずかにリード。重たい同時押しがこれでもかと続くAメロ・Bメロはシーソーゲームに。抜きつ抜かれつの緊張感ある展開が続きましたが、サビ前の同時押しではSEIRYU選手が素晴らしいプレーを見せ、7点差のリードを作ります。

しかしここからKUREI選手にも火がついた。圧倒的精度でサビ終わりのギターソロではSEIRYU選手と肩を並べ、2回目のサビでは抜き去って差を作ります。そしてその精度力は衰えることなくリードを守り切り、2曲目でも勝利。鉄人完全復活&完全勝利、とSEIRYU選手ファンとしては悔しいけど褒め称えるほかありません。おめでとうございます。

 

力強く拳を握り叫んだKUREI選手。鉄人ここに在り。

 

ROUND1はここで4連勝。ここまで勝利を請け負い続けてきたU*TAKAを討ったことにより、起こしてはならない獅子が起きてしまった、、、という感じでしょうか。ワンマンチームではない!ということを他のチームに広くアピールした上、11-1と圧勝したことでシード権獲得に向け大きく躍進したことになります。連覇に向け準備は万端ということですね。実に恐ろしいチームだ。。。

 

SILK HATは大将SEIRYU2連投、しかもKIDO.選手がまたもやジャイキリ!と過去一勢いに乗っていたところですが出鼻をくじかれました。勝ち点は9、と進出は確定していますが、やはりシード権は欲しい。最終戦、レジャーランド戦ではコストの関係上LICHT選手が大将を務めることとなりますが、今節の中堅戦での敗北を引きずることなく、のびのびとプレーしていただければいいな、と思う次第です。

 

第6試合 APINA VRAMeS vs SUPER NOVA Tohoku

 

APINAは前節Tradzに敗北。しかしKENTAN選手が大将として出場したことでUCCHIE・WELLOWのダブルエースのコストは万端。さらに勝利を重ねてリーグ1位通過を目指す。一方SNTは絶好調の46選手を大将戦に3連投。ここまでの戦績は3勝1敗9ポイント。昨年まで東北の要として活躍してきたWELLOW選手に対し、新生エースとして土をつけられるか。大将戦に注目だ。

 

先鋒戦は今季二回目のにけんたん。旧アピナ勢は強者揃い、故に勝負どころとなれば衝突間違いなしといったところでしょう。KENTAN選手は「Don't be afraid my self」を選曲。イントロ、いきなり降ってくる八分スクラッチの皿複合でNIKE.選手が5点ほどのリードを奪う。立ち上がりの速さで差をつけると、以降しばらく続く16分音符のフレーズで全く黄ばむことなく、じわじわと優位に立ち最終的には16点差で勝利。「安定の羅針盤」は今日も光り放題。

2曲目、NIKE.選手セレクト「Infinite cave」。こちらは「Don't be afraid my self」と比べるとbpmが速く、なおかつズレが頻発するのでなかなかスコアが取りづらい楽曲です。しかしNIKE.選手はここでも安定したプレーを見せ、終始リードを保ったまま勝利。揺るがない安定感でチームを支える大黒柱。これこそが彼の最大の魅力であり持ち味であると再認識した試合でした。

 

厳かにガッツポーズを見せたNIKE.選手。男なら誰しもあこがれる背中です。

中堅戦。実力者同士の対決となりました。UCCHIE選手は曲中を通してしつこく縦連打が絡んでくる「旅人リラン」を選曲。序盤の縦連打地帯では両者とんでもないプレーを見せた結果点差がほぼない状態。以降、少しゆったりとしたフレーズを挟み、また縦連打。ここでもどっしりとした安定感を見せるUCCHIE、しかしTATSU選手が縦連の抜けでミスを出してまう。10点と少しのリード。多くの9段受験者を泣かせてきたあの地帯へ進んでいきます。

タタンタ・タタンタと連打になっている鍵盤は4鍵。譜面の認識がかなり難しくなっている配置だがまさかのUCCHIE選手全ピカ。本番一発勝負でこれは、、あり得ません。TATSU選手のプレーもミスは出ているものの光っているのでかなり良いはずなんですが、25点差までリードを広げます。以降も安定したプレーで点差をじわじわ広げ続けるUCCHIE。最終盤の縦連打までしっかりと拾い切り勝利を収めます。

 

2曲目は「Angelic Jelly」。これまた癖の強い楽曲で勝負に来ましたね。終盤のしつこいほどに降ってくる二重トリルに懸かっていると見えます。オプションはUCCHIE正規・TATSUミラーと両者固定系。やはりこの場でRANDOMを選ぶのはかなりリスキーですので、配置が事前にわかっている固定系を選ばざるを得ないということでしょう。

序盤はUCCHIE選手がわずかにリード。17⇔35トリルも難なく光らせてきました。静かなフレーズを挟んで☆11の中でもかなり密度の濃い鍵盤フレーズが始まります。この地帯ではUCCHIE選手が持ち前の地力でねじ伏せる形に。点差は10まで開きます。依然UCCHIEリード。このまま終盤まで進んでいくか?と思った瞬間、二度の17⇔35トリル。ここでTATSU選手が並んできます。

熱くなってきたぞ?スクラッチ+同時押し。からのスクラッチ+同時押し。小休止を挟んだと思ったらまたもや白鍵盤トリル。忙しいフレーズですがここでもお互いに譲らず点差はなし!安定感抜群の両者は次ぐ16分音符主体のフレーズでもほとんど落とさずシーソーゲームに。やはり勝負は最終盤、これでもかと続くトリルのラッシュに委ねられます。

点差は7点差。まずは8分音符軸とそこに互い違いに絡んでくる鍵盤のラッシュ。ここはUCCHIEがじわじわと追い上げる!並んだ!

そして白トリル→青トリル→白トリル。ここも両者大きくは崩れないものの、TATSU選手が驚異的な精度と胆力を見せた。なんと全ピカ。大きなボムを煌めかせながら差を広げていく様に圧倒されました。中堅戦は引き分け。TATSU選手の自選キープ率はいまだに100%。強敵UCCHIEを前にしても揺るがない実力に拍手喝采です。

 

みんなもチームの勝敗がここで決まる!と思ってこのトリルをプレーしてみよう。
BADハマりしなかった君はBPL選手になれるかも。


大将戦。元SNT現APINAのWELLOW選手vs元APINA現SNTの46選手という面白い対戦カード。テーマは「notes」で両者ともにトップクラスに上手い印象です。WELLOW選手はノリノリユーロビート「fegrix」を選曲。序盤は両者ともとてつもない光り方をしていたためほとんど点差がついていない状態に。WELLOW2点リード。

そして息をつく間もなく、短いながらリズムが複雑なスクラッチのフレーズがやってくる。ここでWELLOW選手大きく前へ、15点ほどのリードを作ります。以降もまだまだ続く16分音符、密度はそこまで高く無いながらも、しつこく叩かされるので体力切れを起こしやすいのですが2人とも上手すぎる。点差は縮んだり広がったりしながらもWELLOWがリードを許すことはなく最後の24分音符まできっちり叩き切って勝利となりました。

 

静かに拳を握ったWELLOW選手。その表情からは2曲目も絶対に落とさないという硬い意思が見られます。

 

46選手は譜面はゴリゴリ体育会系、「がっつり陰キャ!? 怪盗いいんちょの億劫^^;」を選曲。自身の運指は手首皿完全固定、ということでこういった高密度かつスクラッチ絡みの多い譜面は大好物、といった印象です。イントロでいきなり重くて濃いフレーズが降ってきますが46選手既に20点ほどのリード。しかしWELLOW選手も食らいつく。その後の比較的緩やかな地帯ではジワジワと差を狭めていきます。

曲は第一の関門となる二重トリル+スクラッチの難所へ。ここで大きく追い上げる46、コンボを切ることなくすべてのノーツを拾いきってサビに突入します。点差は30点以上に。そしてそのまま安定感を失うことなく46選手が勝利。特に後半部分に関しては点差を一切狭めることなく、まさに圧勝といった感じの勝ち方でした。

 

強敵WELLOWを前にしてもついに崩れなかった『城塞』

 

SNTは3勝1分で勝ち点10、Bリーグの暫定首位に躍り出ます。このチームがここまで躍進することを誰が予想できたでしょうか。4順目の46選手を正エースに据え3連投、と一風変わったオーダーとなりましたが、大将46はここまで1勝2分12ポイントと1順目選手と比べてもなんら遜色のない活躍を見せています。あまりにも意図の読めないドラフトだったと評していたあの頃がもはや懐かしい。BPLキラーチームSNTの今後の躍進にも期待です。

 

APINAはセカンド2連敗、と悔しい結果に。首位奪還のためには最終戦を引き分け以上で終える必要があります。コストはUCCHIE20WELLOW30と主戦力の2人が全力投球できる分残されていますので、期待値はかなり高いか。シード権獲得に向け一切手は抜けない。

 

第7試合 LEISURE LAND vs GAME PANIC

 

これまで勝ち点0と後がないレジャーランド。ポストシーズンへ進出するためにはこの試合を大差をつけて勝たなければならずかなり苦しい局面です。ここは爆発力のG*選手に勝負を賭けた。一方ここ2戦で敗北を喫しており、そろそろ勝ちたいGAME PANIC。大将TAKA.Sが勝利を掴み、悪い流れを断ち切ることができるか。

 

先鋒戦・1-PIN vs FRIP。1-PIN選手は先鋒notesの中ではひときわ異彩を放つ曲「VJ ARMY」を選曲。次々と曲調が変わるメドレーのような楽曲で、ギアチェンを使ってハイスピードをうまく合わせていかなければならず、事故を誘発する可能性もあります。bpm145のトランスパートからbpm160に上がる部分で1-PIN選手が素早いギアチェンを見せ10点以上のリード。頻繁に縦連だが絡んでくるものの両者しっかりと処理して点差が縮まらない。1-PIN優位のままbpm135の2-stepパートへ突入していきます。

そしてこの2-stepパートがまたまた癖が強い。跳ねたリズムの微縦連を光らせなければならず、集中力が要求されるパートです。そしてここで1-PIN選手に少しミスが出てしまう。FRIP選手1点と僅差ではあるもののここでリードを奪った。しかし、スクラッチと同時押しの部分をFRIP選手が溢してしまい、再びリードは1-PIN。7点差。これを守ったまま先鋒戦1曲目が終了しました。

 

2曲目、FRIP選手セレクト「BLO§OM」。曲中何度か降ってくる高速トリルが特徴の楽曲です。立ち上がりは両者ともにミスが無く、FRIP選手がわずか2点のリード。そして来る1回目の高速トリル。ここで1-PIN選手並んできます。イントロは両者互角、0点差で中盤に進んでいきます。

中盤の乱打では2人とも素晴らしい精度を見せ点差がほぼ開かない。2回目の高速トリルを終え1-PIN選手がわずか1点のリード。再び乱打を挟んで終盤、チャージノートが絡んでくる地帯でFRIP選手が逆転に成功するも、すぐに抜き返す1-PIN選手。最後の高速トリルも落ち着いて決めて勝利しました。

どちらかの選手がトリルで大きく崩されて、、、ということが無かったのは両選手ともに勝利への思いが強く、しっかりと練習を重ねてきた証拠だと思います。とはいえ心臓痛すぎ!

 

大きく腕を広げた1-PIN選手。直後戦友と抱き合った。

 

中堅戦。DINASO vs MIKAMO。DINASO×☆11PEAKと言えば、マラケシュかな?と思いきや違いました。選んだのは「Ganymede」。ファースト第9試合にてとんでもない勝負を繰り広げたあの曲がまたもやBPLに再臨です。

立ち上がりはMIKAMO選手に軍配。僅かながらリードを取って進んでいきます。しかし曲が進んでいくにつれてDINASO選手もあったまってきた模様、中盤のブレイクでは点差0、両者が並ぶ展開となりました。さて、この曲の前半はただの前座、後半から牙を剥いてきます。始まるぞ、GanymedeGanymedeが。

先にリードを作ったのはMIKAMO。しかし、すぐに追い抜くDINASO。しつこく続く混合フレーズで少しずつ差を作ります。差が広がらない!10点以上の差を作って安心したいところだがMIKAMO選手が食らいつく。まだまだ離されない。

むしろ差を縮めてきた。しかし絶対に追い抜かせないDINASO。僅かながらリードを守る。それを縮めるMIKAMO、広げるDINASO。勝負は終盤の終盤、密度が上がるパターンにまでもつれ込んだ。ここでMIKAMO選手がDINASO選手を完全に捉えた。わずか1点差ながら優位に立つ。

 

デジャブ。我々視聴者はすでにNUCHIO vs 46の戦いを思い出していたことでしょう。アウトロに仕組まれた揺れ動くソフラン、ここでDINASO選手が逆転。勝負は最後の1ノーツまで分からない、ということを再度確認した試合でした。

 

全員で繋ぐ。それがチームLEISURE LAND。

 

2曲目「セロトニン」。1曲目で悔しい負け方をしたMIKAMO選手、プレッシャーのかかる場面ですが復帰できるか。オプションはDINASO選手がRANDOM、MIKAMO選手がMIRROR。固定オプションを選ぶとトリルが両手で押せるので大変安定しやすいです。DINASO選手は逃げのRANDOM。一か八かの勝負に来た模様。

イントロ、早速トリルでMIKAMO選手がリードを作ります。以降、しばらくゆったりとしたパートが続きますがお互いに精度が高く、両者ともに1点も落とさない完璧なプレー。点差はわずか4点で中盤のPEAKパートに突入。

ここでDINASO選手側の譜面を見てみるとジャリジャリっとした細かい音符が左右交互に叩けるようになっている上、視認性もそこまで悪くなさそうで当たっていると言っても良さそうです。こうなると止まらないDINASO選手、ここでMIKAMO選手を抜き去りリードを作ります。

しかし、直後のBSSやチャージノーツ絡みの部分ではMIKAMO選手の対策が光った。すぐにリードを取り返し後半に進んでいきます。膨らまない点差。両者食い合うデッドヒートを繰り広げる!

最終盤。MIKAMO選手の表示画面にはゴーストスコアとして対戦相手との点差が表示されていますが、そこが一瞬赤、つまりマイナス(負け状態)になったにも関わらず崩れないMIKAMO選手。素晴らしいメンタルコントロールで自選を守り切りました。大将戦に勝負を繋ぎます。

 

MIKAMO「あぶね~!!」 ギリギリの勝負すら楽しんでしまう強メンタル。

 

大将戦、レジャーランドが出場条件を満たすには2タテが必須です。余裕があるとはいえ当落線上で出場枠を争うGAME PANICとしては、少なくとも1曲取って進出を確定させたいという局面。ここで両チームともにストラテジーカードを使ってきました。

楽曲はG*選手が 「dicadica」→「IX」、TAKA.S選手が「Smashing Wedge」→「Shooting Fireball」へそれぞれ変更。「IX」か~。後半部分はどんどんと密度が上がって来る上、16分のスクラッチを回しながらのトリルなど事故要素もあるのでなかなか安定させるのが難しい、若干TAKA.S選手の優勢かな?という感想です。

 

1曲目、IX。イントロは16分スクラッチに絡む鍵盤に要注意ですが、そこでTAKA.S選手に緊張が見られたか。立ち上がりではG*選手が20点近くのリードを作ります。そしてそのまま同時押しにチャージノーツが混じる前半のフレーズではG*選手が引き離していく形となりました。やはり本番力が高い。

しかしこの曲は後半勝負。重い16分音符のラッシュを捌かなければなりません。この部分ではTAKA.S選手がやや優勢か、じわじわと点差を詰め始めます。3連符の同時押しを終えてブレイク、ここでは点差が30点ほど。ブレイク明けにはさらに密度が増し、この曲の中でも最難関の配置が降ってきますのでまだまだ勝負は分からない!

予想通り重たいラッシュでどんどん差を詰めていくTAKA.S選手。点差は20に。もう少しで追いつける、というところで最難関の地帯。どうなることやらハラハラドキドキでございます。

しかしここでG*選手もしっかりとノーツを拾いきって差を詰めさせません。そしてそのままの勢いで勝利、レジャーランドに勝ち点3を持ち帰ります。レジャーランドは今季初勝利、ポストシーズン進出のためには2曲目も取る必要があります。まだ決して気を抜けません。

 

もみくちゃになって勝利を喜んだあと、スタンバイタイムに胸を摩るG*選手。緊張感が伺えます。

 

2曲目、スタンバイタイムではG*選手が勢いのまま臨みたい!と言わんばかりに手を挙げて先にアピールします。TAKA.S選手は対照的に気持ちを切り替えるのに少し時間がかかった模様、スタンバイまで時間をかけました。

楽曲は「Shooting Fireball」。bpm160という中速での乱打、そして終盤に待ち構えた縦連だが特徴の楽曲です。序盤はTAKA.S選手が10点以上のリード、1曲目までの緊張は振り切って安定したプレーを見せています。しかし中盤のブレイク前でG*選手も追いついてきた。点差は6点差。緊張感が出てきたぞ、、、。

ブレイクではピアノに合わせて少しズレた譜面が降ってきます。そしてそれを終えると後半、また16分音符の乱打を叩かされますが、TAKA.S選手がエンジン全開。じわじわと引き離していきます。終盤の縦連打も全ピカで抜け大きく差を作り、そのまま勝利。GAME PANICのポストシーズン出場権をその手で確定させました。

 

レジャーランドは今季初勝利、しかしながら敗退が確定、と喜んだらいいのか悲しんだらいいのかといった感じです。最後に決して弱いチームではないことを証明してくれたこと、望み薄ながらそれに賭けて全力で勝ちに行く試合をしてくれたことは、ファンの心にしっかりと刻まれましたよ。LEISURE LAND WIN。また再びこの4人で舞台に上がってくれる時を待ちます。

 

GAME PANICは圧勝からの3連敗と苦い気持ちに。とはいえ自力で進出を確定させる、TAKA.S選手が初のポイントを獲得する等じわじわと良いムードには変わってきているように思います。ただでは負けないのがゲーパニ流。今回も最小限のダメージで抑えて見せました。最終戦 vs ROUND1戦の中堅にはPEACE選手が出ることでしょう。ここも2タテなら総獲得ポイントは20、理論値達成でMVP賞確定です。次回も見逃せませんね。

 

第8試合 GiGO vs TAITO STATION Tradz

 

SNTがAPINAに勝利で首位に立ったBリーグ。必然的に落ちるのはこの2チームのどちらかということになってしまいました。そのタイミングで直接対決。運命のいたずらか、生き残りを賭けた激しい試合となることでしょう。

 

先鋒戦、LOOT vs 8S.、テーマはTREND。LOOT選手はbpm115の16分音符が続く「Rewind Time」を選曲。微妙に遅いbpmなのでfastが出やすいのですが、両者ともに完璧に光らせます。前半はわずかに8S.選手リード。折り返し中盤には8分音符でスクラッチが入っており、安定して精度を取るのは難しいのですが、ここでLOOT選手が追い上げる。以降も抜群の安定感を見せ勝利。前半のミスは後半できっちり返すという意地が見受けられましたね。

 

驚異的な精度を見せたLOOT選手。力強い頷きは勝利への確信か。

 

2曲目は「Summerblue」。下町の技巧派の名の如く、細かい音符やチャージノーツが絡んでくる楽曲を選んできました。序盤からすでに10点以上の差をつける8S.。後半はLOOT選手の精度もあったまってきて食らいついたのですが、8S.選手も精度を保った結果差が縮まりません。安定感のあるプレーで1ポイントを獲得しました。

 

中堅戦。GiGO勝利のためにはここで2タテが欲しいところ。もはや使いどころはここしかありません。ストラテジーカードによりTradzのRIOO選手の選曲は「SOLID WYVERN」に変更。CYBERX選手は思わず手を挙げて喜びを表現していますね。譜面傾向からみてもかなり良いストラテジーだったかなと思います。

 

いつものOKマークではなく力強く手を挙げたCYBERX選手。自信に満ちている様子。

 

1曲目、CYBERX選手選曲「ハイテックトキオ」。中盤に降ってくるマルチスピンスクラッチが目を引く楽曲ですが、スコアを取るうえで最も重要なのは後半のスクラッチ絡み。RANDOMオプションを使用して嫌な配置を引いてしまうと大きく点差を落とす可能性もあります。

序盤は両者ともに良い立ち上がり。ほぼ差はない状態で最初のMSSに進んでいくかと思いきや、CYBERX選手がノーツをこぼしてしまったか。RIOO選手はそこを見逃さず持ち前の安定感で10点以上のリードを奪いました。時間としてはほんの一瞬の出来事ではあるんですが、一回崩れると点差は一気に広がります。本番一発勝負って怖!

中盤はチャージノーツがすべてスクラッチ側に寄ってしまう、というなかなかにしんどい配置に。しかしRIOO選手が柔軟にこれを対処。点差を20点以上に広げます。MSSを抜けた後、肝心要のスクラッチ絡みでも全く崩れないRIOO!じわじわと点差を広げていきます。最終的には2707(MAX-27)と素晴らしいスコアで勝利です

特大カウンターを決めたRIOO。拳にはいつもより力強さがありました

 

2曲目、プレッシャーのかかる局面です。譜面傾向としては3連符が多用されるいわゆるストライカー系ガチ押し地帯が2回あるため、若干CYBERX選手にアドバンテージがあるように思いますが、RIOO選手は上り調子。ここも食ってくる可能性がかなりあります。

立ち上がりは両者ともに安定。ほぼ並んでいる状態で1回目のガチ押し地帯へ突入。ここではCYBERX選手が対応力で差を見せた。16分音符から3連符へ、また、3連符から16分音符へとスイッチするタイミングで好プレーを見せリードを奪います。

しかし点差は依然僅か。まだまだ勝負はわからないといった感じで2回目のガチ押しへ。ここではRIOO選手も意地を見せる。点差をこれ以上広げさせまいと食らいついていきますが追い抜かせない。勝負は終盤、16分音符の乱打へと進んでいきます。最終盤は休符を挟みながらの同時押し。リズムを崩すと一気に点差がひっくり返るのですが両者ともに全ピカ!心臓が何個あっても足りないような激戦はCYBERX選手が制しました。これでGiGOは大将戦に希望を繋ぐこととなります。

 

CYBERXクロスカウンター!。乙女のような喜び方をしたと思ったら観客席に向けてかっこよくアピール。かわいいしかっこいい。

 

大将戦。伝説に残る戦いが幕を開けました。テーマ「SOF-LAN」、KKM*選手のプロフィールに唯一得意と書いていない項目になります。対するCORIVE選手の得意テーマは「SCRATCH」&「SOF-LAN」。かつて大魔王を討った「聖剣」は「破壊神」にも届くか否か。

1曲目「Fascination MAXX」。DDRから輸入されたこの楽曲は、beatmania IIDXに収録されている2000以上の曲の中でも最もキャラクター性が強いと言っても過言ではないほどに個性的な楽曲です。魔法の数字100-200-400。bpmが4倍の幅を行き来する滅茶苦茶な楽曲となっています。

オプションはCORIVE(2P)が正規、KKM*(1P)がMIRRORと両者ともに同じ条件の固定オプションで臨んできました。立ち上がりではKKM*選手が安定感を見せたか、螺旋階段で10点以上の点差を稼ぎます。しかし、開幕の螺旋が終わりbpmが400まで加速する頃にはCORIVE選手も迫ってきました。点差はわずかに5点差。依然KKM*リードで連続停止地帯へ進んでいきます。

ここで捲ったCORIVE。連続停止でKKM*選手と並ぶと直後の低速地帯でハイスピードを変えずに見切るという覚悟の選択をしたことで20点以上のリードを作ります。しかしKKM*選手も負けてない。bpm200の同時押しまでに自身のミスを修正し10点以内に詰め寄ります。

中盤、bpm200の地帯では両者ほとんど点を落とさず3連符縦連へ。CORIVE選手は運指を組んできた!オルタネートフィンガリングでこの連打を突破しようという魂胆です。対するKKM*選手は、、、なんとそのまま愚直にガチ押し。ええ?????

ここは両者ともにほぼ全ピカ!とこの数秒間ありえないことが起きすぎて視聴者が完全に置いてけぼりです。直後の階段もリズムが取り辛く光らせるのは難しい!じわじわ追い上げるKKM*!CORIVEの背中をとらえる位置まで来た!そしてついに最終盤、低速地帯で点差は0!本当にあり得ない次元での勝負となっています。

この低速はリズムを完璧に覚えていないと光らせるのは不可能。bpmは再加速。100から200、そして400へ!倍速に上がっていくだけなのでリズムキープはしやすいように思いがちですが、ノーツのスクロールスピードがとてつもなく早くなるので目線を柔軟に変える必要があります。ここでまたもや捲ったCORIVE!その手で、その腕でまたもや伝説を作って見せました。

 

CORIVE、聖剣の輝きは今年も失われず。シーズン終盤にて最大の名勝負を繰り広げたのちに、現時点で世界最強の男KKM*選手から自選を守り切るというとんでもない功績を残していきました。やはり魅了するという面ではCORIVE選手の右に並ぶ者は居ません。あなたがプロで本当に良かった。

 

雄叫び挙げたCORIVE。FAXXって名勝負が生まれる曲だったんですね。

 

2曲目は皆さんご存じ「冥」。オプションはKKM*選手がRANDOM、CORIVE選手はR-RANDOMと配置事故を狙った形に。しかし配置はメイン6サブ3、と左右で叩き分けられるので大事故レベルの外れではなさそうです。序盤から高密度の鍵盤が降ってきますが安定感を見せるKKM*。中盤の加速地帯までにすでに50点ほどのリードを作ります。

コンボを切らすことなく光らせ続けるKKM*選手、一方CORIVE選手はメイン6サブ7と地獄のような配置に翻弄されぽろぽろとノーツを零してしまう。こうなるとワンサイドゲーム。ぐんぐんと伸びていく点差は加速地帯の抜けで250を超えました。

最終的にはKKM*選手が3815点と大台を超える快勝となりました。しかしその表情には苦いものがありました。当落線上に居るのは相手のGiGOだけでなく自身のTradzも同じです。勝ち切っておけば、、、という苦い気持ちがその表情を曇らせていました。

 

GiGOは歴史に残る名勝負を繰り広げ最終戦に望みを繋ぎました。進出条件は

・Tradzが負け、GiGOが勝ち

・Tradzが引き分け、GiGOがAPINAに対し10ポイント以上の快勝

とどちらもかなり厳しめの条件ではあります。苦しい中ではありますが、BPLをこんなにも面白いものにしてくれたCORIVE選手をはじめ、堂々たる戦いぶりを見せたメンバー全員に最大級の賛辞を送りたいですね。

 

Tradzは進出を確定させたかったところですが悔しい引き分けに。進出条件は次戦を勝利で確定、引き分けはGiGO次第、負けは怪しいといった感じですが確率だけで見るとかなり通過する可能性が高そうです。大将KKM*に心配はご無用ですが、勝つためには先鋒中堅が肝心。2タテ2タテで落とすようではクォーター以降に不信感が募ります。なんとしてもここは一本取って大将に繋いでほしい。がんばれ、RAITO.選手 & 8S.選手。

 

あとがき

 

BリーグWリーグも結局なんだかんだ混戦状態となりましたね。特に今節は名勝負の連続で熱狂も熱狂、体が焼き付いて止まりませんでした。BPLって、面白ッ!

 

さてポストシーズンでの組合せについてですが、Bリーグ1位の枝とWリーグ1位の枝に分かれることになります。昨シーズンと同じであれば、Bリーグの枝にはB3位vsW2位が、Wリーグの枝にはB2位vsW3位が入ることとなります。得手不得手のはっきりとしたチームは組合せ次第では上位まで登ってくることができますが、はずれくじを引くとかなりしんどい。まだ順位はW4位(LEISURE LAND)以外確定していません。第6節はシード権を賭けた争いとなります。リーグの覇者は一体どのチームでしょうか。引き続き見守っていきましょう。